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「ガッキーがかわいいだけ」は思考停止!新垣結衣のかわいさを「逃げ恥」から考える

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今日は「ガッキーこと新垣結衣さんを「かわいいだけ」と評するのは思考停止」というお話です。

 

  • ガッキーに対する「かわいい」という言葉の難しさ
  • 「かわいいだけ」は思考停止
  • しかし、かわいくてなぜ悪い
  • エッセイに書かれている「新垣結衣」という人

 

私、普段は結衣ちゃんと呼んでいるのですが、この記事ではガッキーと書いていきます。

くろさん
くろさん

ガッキーかわいい!最高じゃないか!

 

紺色
紺色

うんうん、わかる!

でも、かわいいせいで批判が起きているのがなんか変

 

くろさん
くろさん

ガッキーの女優としての凄さをみんなちゃんと知らない気がする

 

紺色
紺色

それ、すごくそう思うよ

ファンが貶してどうするー!

 

 

 

ガッキーに対する「かわいい」という言葉

一部のファンはどの作品を見ても「ガッキーがかわいいだけ」という

 

私は星野源さんのファンです。

「逃げるは恥だが役に立つ」を見たきっかけも、彼が出演するからです。

でも、新垣結衣さんも好きです。

私はあまりドラマを見ないんですが、何故か彼女の出演作はよく見ていたんです。

好みのストーリーに出ていたのと、彼女の女優としての評価が私の中で高かったからだと思います。

「逃げるは恥だが役に立つ」(以下「逃げ恥」)に対して、初期からこんなことをよく言われていました。

「逃げ恥はガッキーがかわいいだけのドラマ。他の出演者、特に星野源は感謝すべき。「恋」がヒットしたのもガッキーが踊ったから」

一億歩譲って、ドラマ開始当初なら良いでしょう。

しかしこれ、今でもたまに言われているんです。

私は見かける度に心の中で反論します。

星野源さんが出演して、主題歌も任されたからこそ「恋ダンス」が生まれたんだから、そんなこと言われる筋合いはない

そう、この「ガッキーがかわいいだけ」という言葉は決して誉め言葉ではなく、他の出演者や制作したスタッフ、関係者を貶める言葉なんです。

ガッキーは褒められるのが苦手だと発言しています。

そんな彼女がただ自分にだけ向けられて、他を無視するような褒め方をされて喜ぶか、と考えたらそれは絶対に否だと思います。

勿論、質の悪い作品というのは存在すると思います。

でも「逃げ恥」は初回から一度も視聴率を落とすことなく最終回まで駆け抜けました。

最終回の視聴率は20.8%で、初回視聴率10.2%の倍を記録しています。

「ガッキーがかわいいだけ」では視聴率20%超えを記録することなんてできません。

出演者、制作陣、脚本、主題歌、ダンス、そして忘れてはならない原作、すべてが上手くかみ合ったからこその、大ヒットになったのです。

 

一部のファンは「ガッキーがかわいいだけは飽きた」という

 

その一方で、一部のファンは

「もうガッキーがかわいいだけのドラマや役は受けないでほしい」

と憤っています。

ここのところのガッキーの出演作は以下の通りです。

 

  • 「掟上今日子さんの備忘録」(脚本・野木亜紀子さん)
    これの数年前に主演した「空飛ぶ広報室」の脚本も野木さん
  • 「逃げるは恥だが役に立つ」(脚本・野木亜紀子さん)
  • 「ミックス。」(「リーガルハイ」の制作スタッフ)
  • 「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」第3シーズン(シリーズもの)
  • 「獣になれない私たち」(脚本野木亜紀子さん)

 

確かに、今までの路線をなぞるような脚本家、制作陣、シリーズものです。

こうして並べると言わんとすることはわかりますが、それぞれの役を見ると、似たようなキャラクター、人物っていないんですよね。

それに、この中に「かわいいだけ」のガッキーっていますか?

私にはいないように思います。

 



 

「ガッキーがかわいいだけ」は思考停止

「逃げ恥」のみくりさんは決してかわいいだけの人じゃない

 

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みくりさんは、一部のファンには最初から最後までずっとかわいく見えていたようです。

しかし、紐解くと結構えぐい性格の持ち主です。

契約結婚という言葉を先に持ち出したのはみくりさんです。

みくりさんはそこからずっと、平匡さんを手玉に取っているんです。

上手くいかなかったのはほんの数回で、平匡さんが自発的にみくりさんを翻弄したのは電車でのキス、二度目のキスの後の拒否、無茶なプロポーズくらいなんです。

洋服も微妙なセンスのものが多くありました。

そして極めつけは、ラスト2話でのみくりさんのキレっぷりです。

これに関しては後述しますが、森山みくり役がガッキーじゃなかったら本当に大変なことになっていたと思います。

 

「逃げ恥」の現場では「かわいいは思考停止」と言われていた

 

一部のファンの間では有名な話ですが、「逃げ恥」の制作現場では、

「ガッキーがかわいい、というのは思考停止。ガッキーがかわいいという言葉はなし。そういうふうに作ろう」

という話になっていたようです。

実際、星野源さんはこんなことを言われました。

「みくりさんは普通の外見で、決して特別かわいいわけじゃないので、それを踏まえて演技してください」

これを言われた星野さんは

「無理無理!だってかわいいから!」

と思ったとおっしゃっていましたが、見事に鉄仮面平匡(初期)を演じきり、7話にして初めて

「前々からかわいいとは思っていたが、ものすごくかわいいのではないか」

というセリフが飛び出し、みくりさんのかわいさに、星野さんは思わず平匡さんが腰砕けしてしまうアドリブを入れたのです。

「かわいいは思考停止」をモットーに作ってきたからこそ、この印象的なシーンが生まれているんです。

星野源さんの対談連載が1冊にまとめられたムック本「音楽の話をしよう」でも詳しく語られているので、要チェックです。

野木亜紀子さんとの対談が掲載されています。

 

星野源 音楽の話をしよう (AERAムック) [ 星野源 ]

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かわいくてなぜ悪い

かわいさはガッキーの武器である

 

「ガッキーがかわいいだけは、もうお腹いっぱい」と憤っているファンに私は言いたいです。

かわいいものはかわいいのだから、素直に「かわいい」と受け取っておけばいいと思います。

自分の作品の見方を変えれば、これはすぐに解決できます。

上に書いた通り、みくりさんは決してずっとかわいいだけ女の子ではありません。

 

ガッキーポジションの女優は他にいるのだろうか

 

良い塩梅でみくりを演じられるのは、ガッキーだけだと私は確信しています。

平匡さんは否定したけど、みくりさんは終始小賢しく、同じ失敗を数度繰り返しています。

最後の方には、平匡さんの失敗にイラっとして冷静さを欠き、挙句勝手に自分にキレて風呂に籠城します。

しかも服装のセンスも微妙。

それでも、みくりさんが「ただただ嫌な人」「不愉快な気持ちにさせるキャラクター」にならなかったのは、ガッキーがあの制作陣に囲まれて、みくりさんを演じたからではないでしょうか。

演じ方や作り込み方を間違えれば、ただただ嫌な小賢しい女になってしまうし、かわいい方向に舵を切りすぎても、あざとく見えてしまいます。

ついでに書いておきます。

良い塩梅で平匡を演じられるのも、星野源さんだけだと私は確信しています。

彼が出演していなかったら、主題歌が「恋」になる可能性は限りなく低いので、「恋ダンス」は生まれていません。

人間味があって、プロの独身35年に違和感がなく、コメディ要素もさらりと演じて笑いを誘う、星野さんじゃなきゃ伝説の神回第6話は成立していなかったと思います。

あの温泉のシーンのほとんどはドラマオリジナルですから。

 



 

「新垣結衣という人」

 

星野源さんのエッセイ「いのちの車窓から」

「新垣結衣という人」

という章があります。

 

いのちの車窓から [ 星野 源 ]

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この章で星野源さんが新垣結衣さんのことを「普通の人」と称賛しています。

一般人である私たちには想像もできない様々な出来事が起こっているであろう芸能界で、十代の頃から第一線を走りながらも、「普通」に佇んでいるガッキーを称えているのです。

「普通」であるからこそ、フラットな状態から役を演じられるのではないでしょうか。

掟上今日子さんの銀髪も、最初こそ違和感がありましたが、そのうちそれが普通に見えました。

みくりさんだって、等身大の女の子で、嫌なところがある。

「コード・ブルー」の白石先生も、職務に邁進する素敵なドクターです。

良くも悪くも「ガッキーがかわいいだけ」というのは、「ガッキーはかわいい」というバイアスを自分にかけすぎた結果なのではないでしょうか。

出演作をよく見れば、「かわいいだけ」じゃないことがよくわかります。

ガッキーは普通の視点、視線から役を見て、「かわいい」を武器にしながらも「かわいくなりすぎない」「でも嫌なキャラにならない」ように演じています。

素晴らしい、日本を代表する女優だと私は思います。

 

あなたは本当に素敵な、普通の女の子である。

出典:「いのちの車窓から」星野源

 

【追記】「獣になれな私たち」の第一話感想を見て想うこと

 

2018年10月、新垣結衣さん・松田龍平さんW主演のドラマ「獣になれない私たち」がスタートしました。

私はこういうドラマはあまり得意ではないので見ていませんが、感想は色々なところで見かけました。

話の内容的にかなり重たい流れだったようで、こんな意見をたくさん見かけました。

 

  • ポップでかわいいストーリーだと思っていたのに
    今までのガッキー主演作にポップでかわいいものが多かったため、それを求めて見たようです
  • 落ち込んでるガッキーではなく、笑ってるガッキー、笑顔のガッキーが見たかった
  • ガッキーがつらいのは見たくない

 

ガッキーが演じるキャラクターである「晶」ではなくて、「ガッキー」と見てしまうファンは少なくないようです。

でもこれ、私はわかる気がします。

私は星野源さんが、劇中で命を落とす役というのはもう見たくありません。

重病人になるのも見たくありません。

どうしても星野源さんが、くも膜下出血で二度も苦しんだことが頭から離れないからです。

これが理由で見ていない作品が複数あります。

やはり、どうしても一部の視聴者、ファンは「役者」という点で見てしまいます。

一方で、「かわいいだけのガッキーじゃなくて、良かった」という声はまったく見かけませんでした。

なんということだ!

あなたたちが求めていたのはこれではないの!?

 

【結論】

役者は大変だ。