2019年1月。
隣県の研修会ではしかの集団感染が起き、その中に私が住んでいる県に住んでいる人も含まれていました。
そして、その中のひとりがドームのコンサートに参加していたことも発覚。
私ははしかの予防接種が1度の世代です。
以前流行した時に受けるか迷って、受けなかった私。
今回、受けることを決意し、予約をしました。
そのお話です。
目次
はしか(麻疹・麻しん)とはどんな病気?
はしか(麻疹・麻しん)とはウイルス性の感染症です。
高熱を伴う行き過ぎた風邪のような症状に加え、発疹が出るのが特徴で、特効薬がなく、長引く苦しい症状が過ぎるのを待つしかない、そんな感染症のようです。
恐ろしいのが、一般的な風邪やインフルエンザに比べ、感染力が段違いに強いこと。
ウイルスや細菌に感染しても、発症までに至らないようなものが多い中、はしかは感染したら90%以上の方が発症してしまうようです。
感染力が強い上に発症の危険性も高い上に、症状は長く苦しい。
症状が治まった頃には、成人だと5kgとか体重が減ってしまう人もいるようです。
最悪だ!
怖い!!
そんな恐ろしいはしかですが、予防接種を2度受けることで予防は可能です。
しかし、その予防接種を1度しか受けていない世代がいます。
まさしくその世代にいるのが私です。
はしかの予防接種を二度受けていない世代
1977年(昭和52年)4月2日~1990年(平成2年)4月1日に産まれた人達は一度しかはしかの予防接種を受けていないということです。
私はその世代に産まれています。
加えて、1990年(平成2年)4月2日~2000年(平成12年)4月1日に産まれた人達は特例措置対象者にあたり、その制度を利用して二度目の接種を行った人もいれば、一度目の接種をしたきりの人もいるので、この期間に産まれた方は母子手帳等で確認をなさってください。
それより後に産まれた方は、親御さんがちゃんとしていれば二度接種していると思いますので、こちらも母子手帳の確認を。
この記事の冒頭に書いた研修会(後に反ワクチン、反医療を掲げる宗教団体の会合であることが発表され、団体が謝罪)では25人以上の集団感染で、ほとんどの感染者が二度接種の世代ですが、で、二度接種してる人が誰もいませんでした……。
これではっきりしました。
はしかは二度予防接種を受けないと、感染・発症してしまうということが。
(後に感染者と接触のあった二度予防接種をした発症者が出てしまいましたが、やはり少数であると考えて良さそうです。)
なぜ未婚・結婚予定なし・子なしの私がはしかの予防接種を受けるのか
私は結婚をする予定がありません。
子どもを持ちたいとも思っていません。
それには理由があります。
アトピー性皮膚炎をはじめとした持病を抱えているからです。
どうしても遺伝の可能性がぬぐえないアトピー。
子どもに遺伝をしてしまったら嫌、耐えられないという理由で子どもを持つことをまったく考えておりません。
これはあくまでも私が決めたことであって、アトピー患者さんが結婚して子どもを持つことは良いことだと思いますし、お子さんがアトピーを発症しないといいな、というのは常に願っています。
なので、そういう「妊娠」「出産」という観点でははしかのワクチンを接種する必要はありません。
(妊娠中の方が罹患すると子どもに影響が出るということで有名なのは風疹ですが、はしかもその危険性があるそうです!)
私はアトピー性皮膚炎の悪化を防ぐ観点から、予防接種を受けることにしました。
アトピー悪化の直接の原因にはなりません。
しかし、はしかによる強烈な身体症状が私に与える精神的、肉体的苦痛はとんでもないものだと想像できます。
私は過去二度、カポジ水痘様発疹症という悪化したら入院と言われる皮膚症状も起こしており、これは風邪等でからだが弱っている時に発症しますので、はしかなんてかかった日には……想像もしたくない地獄の日々が一般の方より長く続くことが予想されます。
はしかのワクチン費用や受け方について
私の場合
私は、内科と婦人科に通院しています。
(それと皮膚科と精神科も)
まず、内科の先生にはしかについて質問してみました。
すると、予防接種はした方が良いけれど、うちではやっていないので、婦人科で相談するように言われました。
私が通っている婦人科は医師が恒例のため、お産を取りやめましたが、妊婦さんを受け入れ、小児科も標榜しています。
早速婦人科の先生に尋ねたところ、この婦人科で受けることができるとの返答をいただきました。
ただし、はしか単独のワクチンではなく、風疹との混合ワクチン、いわゆるMRワクチンだと言われました。
実は、ここまでは以前流行し、それが収束してきた時の話。
その時私は、接種を回避しています。
理由は費用が高いからです。
それでも今回は広がり方が危険すぎるので、受けることに決めました。
私がMRワクチンに払う費用は「12,000円前後」です。
はっきり書くとバレそうな細かい金額が設定されているので、前後、とぼかしています。
私が住んでいる県、自治体は大人のMRワクチンは助成の対象外なので、クリニックが定めている金額を全額負担しなければなりません。
正直、私にとってはかなり痛い出費ですが、今ここで打たなければ、発症しなくとも流行の度におびえる生活を送ることになります。
なので、思い切って予約の電話を婦人科にいれた、というのがこの記事執筆時点での私の状況です。
予防接種を受ける前にしておくこと
予防接種を受ける前にしておくことをまとめます。
- お住いの自治体で補助や助成している場合があるかもしれないので事前に調べておく
- 自治体のホームページ等で予防接種を行っている医療機関を調べる
- その医療機関に電話等で連絡を入れ、必要であれば予約を取る
私の場合、内科のかかりつけ医と相談した上で、婦人科で受けることになりました。
かかりつけ医で受けられるならそれが一番なのかな、と思います。
体験談は接種後に記事にします
ドキドキそわそわしながら記事を書いている今、まだ予防接種は受けていません。
受けたら体験談を記事にしたいと思います。
静脈注射や採血は慣れたものですが、インフルエンザの予防接種はアレルギーのために受けられないため、何年振りかわからない予防接種です。
ここ何年も静脈注射しかしていないから怖いし出費も痛いけど、かかりたくないし、ばら撒きたくないので頑張ります……。